2007-11-29 Thu
『「丸山眞男」をひっぱたきたい』の赤木智弘氏が本を出したそうで、高橋源一郎が書評を書いていてちょっとうんざりした(しかも書評ページのしょっぱな)。そうか高橋源一郎は「サヨク」だったっけな。この雑誌は朝日だったっけな。サヨクかどうかそんなことよりも、なんでか私はこの人(高橋)を信用する気にならない。赤木氏はわりとまともな感性を持った人だと思うのでいいのだが、それを持ち上げようとするオジサンたちはやっぱりあんまり信用できない。斎藤美奈子の連載コラムでは、フリーターや非正規雇用の人が主人公の小説ばかりがありふれすぎていて、と辟易しながら、雨宮処凛の評価は高いようだ(その流行の際先鋒のはずなのに)。フェミニストでサヨクであることが斎藤美奈子の唯一の弱点だと前から思っている。が、そういう立ち位置がしっかりしているからこそ、斎藤美奈子は強いのだろうとも思う。私は、赤木智弘氏には好感を持っているけど雨宮処凛には何ともいえない印象を持っている。男と女の違いかもしれないし、もしかしたら赤木氏には孤立を感じるが雨宮氏には集団を感じるからかもしれない。私がよく知らないだけでどちらも同じなのかもしれないが。
本・雑誌
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20:18:00 |
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